鏡餅たちは、手で割り粉々に・・・3日乾燥させて揚げます
鏡開きで正月に一区切りつけるということは、
その年の仕事始めをするという意味がありました。
武士は具足などを納めていた櫃(ひつ)を開き、
商家では蔵を開き、農村では田打ちという作業をして
1年の出発としていました。剣道などの武道で、
新年の道場開きに鏡開きをする(またはお汁粉などをふるまう)のは、
その名残りです。
もともと武家から始まった行事なので刃物で切るのは
切腹を連想させるため、包丁などの刃物で切るのは禁物で、
手で割り砕くか、槌(つち)で開くようになりました。
また、「割る」という表現も縁起が悪いので、末広がりを
意味する開くを使うようになり「鏡開き」になったのです。
—————–鏡開きNG行為・禁止事項——————
●鏡餅を食べずにいる ⇒必ず食べる
●包丁などの刃物で切る ⇒手で割り砕くか槌で開く
●「割る」と表現する ⇒「開く」と表現する
●食べ残したり捨てたりする ⇒小さなかけらも残さず食べる
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